めまい 原因と対処法を正しく知って突然の不調に慌てず対応するための安心ガイド
- Color Voice
- 8月6日
- 読了時間: 4分

突然起こるめまいは、不安や恐怖を感じやすい症状のひとつです。体がぐるぐる回るような感覚やふわふわと浮いているような感覚、急に視界が暗くなるような立ちくらみなど、人によってその感じ方はさまざまです。この記事では、めまいの原因と対処法について詳しく解説し、不安を軽減するための知識と実践方法をご紹介します。
めまいにはいくつかのタイプがあります
めまいは大きく分けて、以下のような種類があります。
回転性めまい:自分や周囲がぐるぐる回るように感じるタイプ。耳の異常(内耳や三半規管)に関連することが多いです。
浮動性めまい:ふわふわと宙に浮いているような感じで、不安やストレス、自律神経の乱れが関係している場合があります。
立ちくらみ(眼前暗黒感):急に立ち上がった際などにクラッとくるタイプで、低血圧や貧血が原因のことが多いです。
それぞれのタイプによって原因や対処法が異なるため、自分の症状をしっかり把握することが大切です。
めまいの主な原因を知りましょう
めまいの原因は一つとは限らず、複数の要因が絡み合っている場合もあります。主な原因は以下の通りです。
耳の異常(良性発作性頭位めまい症、一過性前庭障害、メニエール病など)
脳の異常(脳梗塞、一過性脳虚血発作など)
自律神経の乱れ(ストレス、睡眠不足、過労、心因性)
血圧や血流の問題(肩こり、低血圧、貧血、頚椎と動脈)
ホルモンバランスの変化(更年期など自律神経とホルモン)
薬の副作用やアルコールの影響
原因が明確であれば適切な治療が可能ですが、無理に自己判断せず医師の診察を受けることが望ましいです。
めまいが起きたときの正しい対処法
めまいを感じたときには、以下の行動をとることで安全に対処できます。
急に動かず、その場で座るか横になる
目を閉じて深呼吸し、落ち着くまで静かに休む
頭をなるべく動かさないようにする(回転性めまいの場合)
水分をゆっくり摂る(脱水や低血圧に効果的)
これらを実践することで症状が軽くなることもありますが、何度も繰り返す、吐き気や頭痛を伴うなどの症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。
生活習慣を整えてめまいを予防しましょう
めまいを予防するためには、日常生活の中で以下のような習慣を心がけることが重要です。
睡眠をしっかりとり、規則正しい生活を送る
バランスの良い食事をとる
ストレスをためず、リラックスする時間を確保する
軽い運動やストレッチを取り入れる
長時間のスマホ・PC作業を避け、目や首を休ませる
水分補給をこまめに行う
これらの積み重ねが自律神経の安定や血流の改善につながり、めまいを起こしにくい体づくりをサポートします。
医療機関を受診すべきタイミングとは?
めまいが一度だけなら経過観察でも良い場合がありますが、以下のようなケースでは医療機関での検査が必要です。
めまいが何度も繰り返される
めまいに加えて頭痛や吐き気がある
ろれつが回らない、手足にしびれがある
会話がうまくできない、意識がぼんやりする
このような症状がある場合は、耳鼻科、内科、または神経内科・脳神経外科の受診をおすすめします。
サプリメントや漢方の活用も検討できます
栄養バランスが気になる方は、ビタミンB群、鉄分、マグネシウムなどのサプリメントを取り入れるのもひとつの方法です。また、漢方薬は体質に合わせた処方が可能で、自律神経の乱れや更年期の症状からくるめまいにも対応できます。体に合ったものを選び、無理なく続けることが大切です。
心のケアも忘れずに
めまいの中には、ストレスや不安からくる心因性のものもあります。症状があることで外出を控えたり、人との関わりを避けたりしてしまうと、さらに不安が強くなることもあります。信頼できる家族や友人、医師に相談することで、気持ちが楽になることがあります。
オステオパシー体験談
メニエールと診断され、病院へ通っていましたが、頭を動かすとぐるぐるめまいがあり、すごく不安でした。 でも、オステオパシーで首の骨?頭?を整えてもらったあとは、耳の閉塞感やめまいの頻度が明らかに減りました。「あ、ちゃんと地に足がついている」と感じられたのを覚えています。ただ、やさしく頭を支えられているだけなのに、本当に不思議な手です。 (O.Sさん 50代女性)
まとめ
めまいは多くの人が経験する不調のひとつですが、正しい知識と対応法を身につけることで、必要以上に不安にならずにすみます。原因を知り、適切に対処することが大切です。
日頃の生活習慣を整え、体と心のバランスを保つことが、めまいを予防するための第一歩です。症状が重い場合や不安があるときは、迷わず医療機関を受診しましょう。めまいと上手に付き合い、安心して毎日を過ごせるように心がけていきましょう。
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